無学無才日記

家なし妻なし金なし暇なし。重ねた年月で身についたのは腹の肉だけ。迫る不惑に慄然とし眠れぬ夜を今日も過ごす。

「シティーポップ」と「大学生」と「おっさん」と

この「ブルー・ペパーズ」とか「あっぷるぱい」とか、近頃の大学生はけしからん。シティーポップの系譜と伝統をしっかり消化してデビューアルバムからハイクオリティーな曲を書いてくる。 まさに、10代の頃に都市と恋愛に憧れてラジカセの前で胸を痛め聞いて…

アラフォーよ大志を抱け!心の奥の「磯野」を除霊せよ!

磯野波平が54歳なのは有名な話だが、2017年の日本では、佐藤浩市が56歳を迎えた。仮に、二人が縦社会の強固な体育会の先輩後輩だったならば、同窓会でコンビニに「ウコンの力」を買いに走らされるのは「佐藤浩市」ではなく「磯野波平」となる。「おいっ!磯…

遠い日のきらめきよ

床に横たわり、眠れぬ夜が、眠れぬ朝に変わる時、遠い日からこぼれたきらめきが脳を汲々と締めつけ、気が触れてしまいそうな気持ちになる。無為に過ごした怠惰な日々が、日差しの熱量、肌に触れた風まで思い起こせるような圧倒的な解像度で美しく立ち上がる…

アラサーからの「美しさ」と「若さ」について

女性の「美しさ」の意味合いが限定されすぎていると最近よく思う。生物学的な「若さ」が、女性の「美しさ」の大部分を占めるのはあまり健全ではない気がするのだ。 平均寿命が40歳の時代ならいざ知らず、人生80年時代に女性の「美しさ」=「若さ」のピークを…

世界の形と自分の形

どんな世界を信じるか、どんな世界観を持って日々を生きるか。その事に大きく人生は左右されるのではと考えた。寒い冬の夕方。日が沈む前の美しい時間の中で。 例えば、天動説を信じる船乗りは、遥か遠く西へと航海するのを恐れただろう。穏やかな波や暖かな…

一年の計は元旦にありなんて言わないよ絶対

正月もあけ、明日から仕事初め。休み中にやると約束した手つかずのいくつかの物事が気持ちを重くする。そんな自分を置いて時間だけは規則正しく流れていく。 冬休み最終日の就寝予定時間まで残り5時間というところ。ギリギリまで宿題をやらない性格は40年近…